ムーミンバレーパーク(metsä)を楽しむためのオススメ情報

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ムーミンバレーパーク〜海のオーケストラ号、元になった小説は?〜

こんにちは。

ムーミン大好きなliZeです🗿。



以前、ムーミンバレーパークのアトラクションの1つ

メレンフイスケ"海のオーケストラ号"

について紹介させて頂いたのですが、
アトラクションは体験してみたけど、
原作の方はあまり知らない~って話を聞きまして…


なんだか勿体ない!!と思いました。


そんなわけで、
知ればさらに楽しめる!
海のオーケストラ号の原作について
あらすじを紹介していきたいと思います😊

ネタバレ有り。

少し長くなりますが最後までお付き合い頂けると
嬉しいなぁと思います。



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◎原作

ムーミンパパの思い出」



◎登場人物

ムーミンパパ

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ムーミントロールのパパ。
冒険好き。周りに一目置かれたいタイプ。


フレドリクソン

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ロッドユールの叔父。
冒険家で発明家、パパの最初の親友。
私はこの話の中で、彼が1番まともだと思ってます。


ヨクサル

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スナフキンの父親。
禁止されることが大嫌い。
自由をこよなく愛する、自由人。
(スナフキンの自由人なところはパパ譲りですね、笑)


ロッドユール

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フレドリクソンの甥。スニフの父親。
せっかちで心配性。
ボタン等のガラクタを集めるのが趣味。

ヘムレンおばさん

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ムーミンパパがいたみなしごホームを経営。
パパ達の旅の途中でモランに襲われた所を、偶然助けられた。が、次はニブリングにさらわれてしまった。


竜のエドワード

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大きくて恐ろしい竜。
偶然にもムーミン達を助けることがある。
(竜の、とつくのはセイウチにもエドワードというのがいるからなのです。)


ミムラ夫人

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ミムラねぇさん、リトルミィ、スナフキンの母親。
小さいことは気にしない豪快な性格。


オバケ

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パパの友達。
最初は人を怖がらせていたが次第に怖がられなった。
編み物が趣味。


ソースユール

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ロッドユールの妻、そしてスニフの母親。
ロッドユールと一緒でせっかちでガラクタ集めが好き。
(スニフは母親に似たんでしょうね。)

ちなみにですが…
スニフにはクロットユールという兄弟がいます。
この子は父:ロッドユールに似ています。




◎あらすじ

ムーミンがうんと小さかった頃。

風邪をひいたパパは、
自分はもう死んでしまうのではないか?
もし死んでしまったら自分の生きてきた証が
後世に残らないのではないか?
と心配し、自伝を書き始めたのです。

(え、風邪ぐらいで?っていう感じですが、笑)

そして、その自伝を子供達に読み聞かせるのでした。



ムーミンパパが子供の頃へ。。。

ムーミンパパはなんと
みなしごホームの前に捨てられていました。
(実は孤児だったのです、出だしがびっくり。)

その孤児院は規則に厳しいヘムレンおばさんさんが経営しており、パパはうんざり。


"おじぎをするときには、しっぽを45度の角度で、上にぴんとたててなければいけなかったんです。"

ムーミンパパの思い出 P.24 から引用。



(確かにこれは面倒くさい。)


嫌気がさしたのでパパは孤児院を抜け出します。


抜け出した先には川があり、
そこでパパは水車を見つけます。

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(実はバレーパークの小川にあるんです。)

水車を眺めていると声をかけられました。
それが水車を作った本人、フレドリクソンだったのです。

二人は小川でしゃべって意気投合。

フレドリクソンはパパに仲間を紹介します。

それが、
ヨクサルとロッドユールでした。


そこでパパは生活を始めます。

ひょんなことから海への冒険を決めた彼らは
船をつくります。
(これが海のオーケストラ号です。)

船を森の中でつくってしまったので、船は動きません。

そこで一同は竜のエドワードを騙し、川へ。
森に水を溢れさせたのです。

(その後エドワードは怒ってしまい、パパ達を血眼になって探しはじめます。)

ただ、エドワードのおかげで
船は動き始め、いざ、出発!!

ところが、フレドリクソンはロッドユールを乗せるのを忘れており(笑)、ロッドユールは外の缶の中で助けを求めます。あっ、忘れてたって感じでロッドユールを乗せ、船は出発します。
(↑余談ですが、これがジオラマのショットの元です。)


そんな冒険の中で色々なことがありました。


パパがいた孤児院のヘムレンおばさんが
モランに追われていて、助けたり。
規則に厳しいヘムレンおばさんは、パパ達の生活にいちゃもんをつけ、規則正しい生活にしようとします。

(ヨクサルは自由をこよなく愛するタイプなので、ヘムレンおばさんと真っ向から対立してました。)

するとニブリング(物をなんでもかじっちゃう生き物)が
ヘムレンおばさんをさらっていき、平穏が戻ります。(笑)


あるときは
船に乗るニョロニョロに出会ったり。
(↑これもジオラマにあります)


またあるときは、
エドワードに見つかって上手い言い回しで逃げたり。


そんなこんなで一同はある島にたどりつきます。

島を散策しているとミムラの娘に遭遇します。
(ミムラスナフキンリトルミイの母親です。)

どうしたのかたずねると、
王様の園遊会に母親と兄弟は行っていると。
自分は悪いことをしたからお留守番させられたと。

パパ達一同は王様の園遊会に興味が出て、
ミムラの娘に案内してもらいます。

そこで陽気な王様と逢い、パパはプレゼントをもらいます


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"それは客間のかざりものであって、さんごでできたあしの上に、海泡石の電車の模型がのっかっており、二両めの前デッキには安全ピンいれがついていました。"

ムーミンパパの思い出 P.177〜178 引用。


(↑実はこれ、ムーミン屋敷にあるので
見つけてみてください🥰)



そこでヨクサルはミムラ夫人と出会います。
そして2人は仲のいい雰囲気に。
(スナフキン誕生のきっかけですね✨)

"わしのおぼえているかぎりでは、ふたりはいつもいっしょにかけまわったり、声を合わせてわらったりしていたよ。"

ムーミンパパの思い出 P.184 引用


ここでなんとフレドリクソン、パパとの冒険をやめ、
王様専属の発明家になると言い出したのです。

パパは途方にくれます。
自分のこの先の人生、どうしたものかと。
そんな中、パパの話相手はオバケへ。

このオバケ、最初は皆を怖がらせていましたが、
次第に怖がられなくなり、最後は諦めました。
(意外と可愛いんですよ。よく編み物🧶してます)


そんなこんなである夏至の日フレドリクソンの発明品、
新:海のオーケストラ号が完成し、お披露目会が
行われることになりました。
(リトルミイが産まれたのもこの時期です。)


お披露目会が終わり、いざ2度目の冒険へ出発!!

って時にロッドユール、逃げ出します。(笑)

もうしょうがないのでロッドユールおいて
一同は空の旅、そして海へ潜るのでした。


ところが、その海の中で一同は
恐ろしい生き物、"うみいぬ"に出会います。
"うみいぬ"に襲われる一同。
そんな時、間一髪のところで助けが入り助かります。

(ちなみに助けたのはあのエドワードです、笑 。パパ達を追っかけてきて間違えて"うみいぬ"を踏み潰してしまいました。なんて奇跡。)


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無事帰還した彼らはとんでもないことを耳にします。

ロッドユール、結婚します!!!!今から結婚式します!!!!と。

なんとロッドユール。
ソースユールと結婚します。
(スニフが産まれるきっかけですね。)

皆はバタバタした状態でお祝いし、
2人はハネムーンへ旅立つのでした。



その後はというと…

パパはのんびり暮らします。
フレドリクソンは発明をし、ヨクサルは気ままに過ごし、ロッドユールはソースユールと甘い生活を送ってました。


とある風の強い秋の日。

パパは海辺で、波にさらわれた
可愛い女のムーミントロールを助け出します。
(これがパパとママの出会いです。)



"すると彼女は、いいようもない目つきでわたしを見あげて、まっかになったではありませんか。"

ムーミンパパの思い出 P.275 より引用




とパパの(自伝)話はこれでおしまいです。


スナフキンとスニフはムーミンパパに
自分の親達は今どうしてるのかたずねます。
でも、パパにも分かりません。



その後、ムーミン屋敷にお客様が訪れます。

それが、
ミムラ夫人、ヨクサル、ロッドユール、ソースユール
そしてフレドリクソンだったのです。

久しぶりの再開に皆は喜び、抱きあいました。

そしてムーミン達(パパ達含む)一同は
今度は家族で海のオーケストラ号に乗って
冒険の旅に出るのでした。


以上が小説のあらすじになります。



私がムーミンの小説の中でもトップで好きな話です🥰


ぜひアトラクション前に読んでほしいのと、
楽しんで頂けたら嬉しいです🥰


今回はざっくりあらすじを紹介させて頂きましたが
原作の方が何倍もおもしろく素敵なので
1度読まれてみてはいかがかと思います!


それでは良い旅を!!🦸




原作はこちら↓

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引用文献:
ムーミンパパの思い出」
著者 : ヤンソン 訳 : 小野寺百合子
発行所 : 株式会社 講談社




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